公開日:2026/07/03
AI OCRとは?OCRとの違いをわかりやすく解説!「新人社員」と「ベテラン社員」で例えてみました【後編】
ベテラン社員にも苦手なことはあります
ここで質問です。
あなたの会社に、とても仕事ができるベテラン社員がいるとします。
その人に、こんなFAXを渡しました。
- インクがほとんど消えている
- コーヒーのシミが付いている
- 手書き文字が読めない
- しかもコピーを3回繰り返した紙
さて、読めるでしょうか?
……
たぶん、困りますよね(笑)。
実はAI OCRも同じです。
AIは非常に優秀ですが、「何でも100%読める魔法の技術」ではありません。
極端にかすれた文字や、判読が難しい手書き文字は、人が見ても判断できないことがあります。
だからこそ現在のAI OCRは、
AIが読み取り、人が確認する
という運用が一般的です。
AIは入力作業を担当し、人は最終確認を担当する。
この役割分担が、もっとも現実的で効率的な運用方法です。
AI OCRが得意なお仕事ランキング
では、AI OCRはどんな場面で力を発揮するのでしょうか。
第1位 FAX注文書
製造業や卸売業では、今でもFAXによる受注が多く残っています。
AI OCRは、
- 品番
- 数量
- 納期
- 注文番号
などを読み取り、データ化できます。
担当者は入力ではなく「確認」が中心になります。
第2位 請求書
経理担当者にとって請求書入力は毎月の大仕事です。
請求書を見ながら、
会社名
請求日
金額
消費税
……
これを毎回入力するのは大変です。
AI OCRなら、こうした情報を読み取り、データ化することで入力負担を軽減できます。
第3位 納品書
納品書はレイアウトが会社ごとに違うことが多くあります。
AI OCRは帳票全体を解析しながら必要な情報を抽出するため、多様な帳票への対応が期待できます。
第4位 点検表・検査表
製造業や設備管理では、
毎日大量の点検表が作成されます。
紙のまま保管している企業も少なくありません。
AI OCRを活用することで、
検索
集計
分析
まで行いやすくなります。
第5位 作業日報
「今日は何件訪問した?」
「誰が何時間作業した?」
こうした情報もデータ化されることで、
集計時間が大幅に短縮されます。
AI OCRは「人を減らす」のではなく「残業を減らす」
AIという言葉を聞くと、
「仕事がなくなるのでは?」
と心配されることがあります。
しかし、多くの企業が期待しているのは、
人を減らすことではありません。
例えば、
毎日3時間入力していた担当者が、
30分の確認作業で済むようになったらどうでしょう。
空いた時間で、
- お客様への提案
- 営業サポート
- 業務改善
- 品質向上
など、本来人が取り組むべき仕事へ時間を使えます。
AI OCRは、
「人を置き換える技術」ではなく、「人の時間を取り戻す技術」
と言えるでしょう。
AI OCRを選ぶときのチェックポイント
よくある質問
Q. OCRとAI OCRは何が違いますか?
OCRは文字を読み取る技術です。
AI OCRは、文字だけでなく帳票全体の構成も考慮しながらデータ化を行う技術です。
Q. 手書き文字も読み取れますか?
帳票や文字品質によって異なりますが、手書き文字にも対応できるケースがあります。
実際の帳票で確認することをおすすめします。
Q. FAXでも利用できますか?
はい。
FAX特有のかすれや傾きがある帳票でも対応できる場合があります。
Q. 少ない枚数でも導入する意味はありますか?
帳票枚数だけではなく、
入力ミス
残業
人手不足
なども含めて判断することが重要です。
まとめ
前編では、
OCRを「新人社員」
AI OCRを「ベテラン社員」
に例えました。
そして後編では、
ベテラン社員にも苦手なことがあるように、
AI OCRも万能ではないことをご紹介しました。
それでもAI OCRが多くの企業で導入されている理由は、とてもシンプルです。
「人が入力し続ける」という仕事から解放されるからです。
AIが得意なのは、
繰り返し行われる定型作業。
人が得意なのは、
判断
確認
改善
そして、お客様とのコミュニケーションです。
この役割分担ができる企業ほど、業務効率化やDXを着実に進めています。
もし現在、
- FAX注文書の入力に時間がかかっている
- 請求書の入力が毎月大変
- 人手不足で業務改善を進めたい
- 紙帳票をデータ化したい
という課題をお持ちであれば、一度AI OCRで「どこまで効率化できるか」を確認してみてはいかがでしょうか。
rikamiでは、お客様の帳票をもとにした検証や運用イメージのご相談も承っています。
「AIに仕事を任せる」のではなく、
「AIと人、それぞれの得意分野を活かす。」
その第一歩として、AI OCRは非常に有効な選択肢です。
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